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息子がいかにして筑波大医学群医学類に合格できたか。その➀

今回のブログは、上の息子がどのような変遷を経て、筑波大医学群医学類に合格をできたのかを綴ってまいります。

参考にしていただけたら幸いです。

私の家は共働きなので、幼稚園ではなく公立の保育園に通わせていました。

一緒にお風呂に入ったりするときは、九九を一緒に数えるなどをしていましたが、特別な教育を行うということはしていませんでした。

地元の公立小学校に入学後、中学年になるまでは学校の宿題を徹底してやるように伝えていました。

ただ、塾に通わせるとかそれ以上の勉強を強いるようなことはしていません。

教育に熱が入りだしたのは、子供が中学年になったぐらいのタイミングからです。

地元の公立中学校の評判があまり良くなかったため、妻とも相談をして中学受験を行わるせる方向で決定をしました。

そうなると大忙しです。

妻も私も、中学受験は経験がありませんでした。

私の方は、学生時代に塾講師のバイトをしていたのですが、中学受験の指導はしたことがありあません。

そのため、考えなければならないこととして。

1.どこの中学を第一志望にするか

2.どのように学習を進めるか

3.息子に中学受験をやる気にさせられるか

4.金銭的な面は大丈夫か

などなど、盛りだくさんでした。

まず、受験中学校を決めるため各学校の進学実績や校風などを片っ端から調べました。

私個人の希望としては、息子には医者とか製薬メーカーとかに就いてもらいたいと当時は考えており、時々息子には「お医者さんはいいぞ~!」などと軽く洗脳(汗)をしていました。

そのため、医学部にもそれなりの合格実績を出している江戸川取手が距離もそう遠くなかったため良いのではないのかという結論に至りました。

妻と息子からも賛同を得られたため、次は『どのように勉強をしていこう』ということを考えなければなりません。

とりあえず『塾』、という考えにはなりませんでした。

というのも、私自身塾業界や家庭教師業界でバイトをしていたことがあったので、その業界の適当ぶりは知っています。

まず私自身が受験内容を知ったうえで、家族内で勉強を教えていくのか、それともカリキュラムや使用教材などに納得できる塾に任せるのかを決めようと考えました。

ですから、とりあず書店に行き過去問を買って解いてみました。

『む、むずかしい…。これ、小学生が解けるの…?』

というのが私の率直な感想でした。

私自身、早稲田大学出身のためそれなりに学力には自信がありました。

それが見事に打ち砕かれました…(笑)

江戸川取手以外にも常総学園、茗溪学園などいくつかの私立高校の問題を解いてみました。

常総学園や茗溪学園はそれなりに難しくはありましたが、あくまで小学校で習う知識を土台にして小難しく出題しているだけだなという問題でした。

しかし、江戸川取手は次元が違いました。

当時はよくわからなかったのですが、「つるかめ算やらニュートン算やら旅人算」など中学受験独特の知識を知らなければ解けない問題が盛りだくさんでした。

算数以外の教科も同様でした。

 
山パパ
これは教えられん!

という結論に至り、学習塾に通わせることにしました。

いくつかの塾をまわって説明を聞き、良さげだなと思ったのがやる気スイッチで有名になりだしていたスクールIEでした。(これが大きな過ちだったのですが…)

まず、惹かれたポイントが個別指導という点でした。

集団指導の中受コースは、万が一授業についていけなくなった場合はどの塾も挽回が難しいのではと感じました。

なぜならば、中受コースを設けている学習塾はどこもレベル別に分かれており、成績が悪い(授業についていけてない)と下のクラスで難易度を落とした授業を行います。

そうなった場合、授業レベルが江戸川取手レベルに届いていません。

実際に塾側の説明でも、下のクラスでの合格可能高校は常総高校が限界だとのことでした。

だからといって、ついていけるように私は教えることができませんし、塾のための家庭教師を雇う金銭的な余裕もありませんでした。

私としては、志望校のランクを落とすぐらいならば、地元の中学校で良いと考えていたので、集団塾は選択から除外をしました。

ですから個別指導塾が良かったのですが、その中でもスクールIEは

大手で有名な個別指導塾モチベーションも上げるというキャッチコピー

に惹かれて選んでしまいました…。

 
山パパ
そう、選んでしまったのです…。

入会前の塾側の説明では、『中学受験に明るい先生が指導をし、適切な宿題を出し、モチベーションのアップを図り、適切なカリキュラム作成のもと指導を進める』というものでした。

教材も気になっていたのですが、これから発注をかけるとのことで実物をみることができませんでした。ですが、ここまで立派なことを言うのだから信用をしようと思い教材の確認をする前に、入会を決めてしまいました。

その後は、塾へ任せておけば良いという安堵感と私自身の仕事が忙しくなってきたせいもあり、子供の勉強にあまり関心を向けることができませんでした。

それから半年後のことでした。

塾から面談の案内が届きました。

息子からは「塾の勉強は楽しい!全部できた!先生が順調にいっているってほめてくれた!」などと良い話ばかり聞いていたため、特段何も気負うことなく面談に行きました。

そこで言われたのが、

「学習が遅れていますので、夏休みで挽回をしたいと予定しています。そのための夏期講習の提案がこちらになります。」

 
山パパ
(2、20万円!?)

まず、思ったことが料金が高い!

そして、息子が言っていることと塾側の言っていることがかみ合っていない!

「失礼ですが、息子は先生から授業が順調に進んでいると言われたようのなのですが順調に行ってなかったのですか?」

「概ね順調にはいっているのですが、中学受験の場合は勉強量が多く、当初の予定より授業時間を増やさないと間に合わない可能性があります。」

「…どのような授業計画を立てていたのか拝見できますか?」

「お見せすることはできません。」

「なぜですか?」

「社外秘ですので。」

「私は息子の親ですよ?息子がどういった学習計画に基づいて勉強しているか知る権利がありますよね?」

「そうおっしゃらましても、社外の方にはお見せできない規則でして…。」

今だから、わかりますが学習計画なんて立てていなかったのです。

授業時間内で進められるだけの量を計画性もなく、ただただ進めていただけでした。

で、夏期講習の目的はただ単なる塾側の売り上げ向上です。

授業計画もないのに、授業が遅れているも何もありません。

もやもやを抱えて家に戻り、息子の勉強内容を見せてもらいました。

使用テキストは、塾業界では有名な「ピラミッド」という教材でした。

これを知ったときは驚愕でした。

なんで、もっと子供の勉強に意識を向けなかったのだろうと。

半年前の自分を攻め立てました。

「ピラミッド」というのは、学校の教科書レベルの塾向け教材です。

この教材の全部できるようにしたところで、江戸川取手に受かることは絶対にありえません。

「今度、先生に流水算や旅人算はやらなくてもよいのか聞いてみてもらえるか?」

と、息子にお願いをした後に、息子から帰ってきた言葉が、

「やらなくても大丈夫だって。このテキストをできるようにすれば合格するって。それと先生がリュウスイザンとかよくわからないって笑ってたよー。」

それを聞いた翌日には退会の申し出の電話をかけていました。

(あぁー、半年無駄にしたなー。)

と、非常に落ち込んだことを今でも鮮明に覚えています。

その②に続きます。