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模試と入試の相関性①

山パパ
大変にご無沙汰をしております。

まずは近況のご報告をさせていただこうかと。

ただ、これはタイトルとは相関性が皆無なのでご興味がない方は読み飛ばしてください。

実は、ここ数年『学習塾』というところで仕事をしていました。

そのため、そのタイミングでブログの更新をしていると察しの良い塾の関係者に見破られて身バレをするなと思い、更新ができておりませんでした。

学習塾でなぜ仕事をしていたかというと、これまで勤めていた仕事をリタイアしたことから、

山パパ
新しい環境で働いてみたいな

と。それならば、せっかくこのブログとも関係性の強い塾業界で働いてみたいなと思った次第です。

これまでも様々なアプローチをして情報を集めておりましたが、内部の状況を実際に体感するというのは、思っていた以上に知見に磨きがかかり、そして抱いていた疑念が疑念ではなくなってまいりました。

ということでまた今日という日を境にブログの更新を行っていきたいと思います。

更新頻度はぼちぼちといったところで・・・。

山パパ
今回は、ブログ更新の間にご相談の多かった『模試』について私見を申し上げたいと思います。

ちなみにどのような相談が多かったかというと、

並木中等志願者の母
模試では得点できるのですが、過去問で得点ができなくて困っています。

この相談が多かったですねー。

でも、こういうのもありました。

土一付属中志願者の母
過去問で得点できるのですが、模試では得点できないんですよね。

茨城県在住の千葉県公立高校志願者の母
学校で実施をする実力テストでは得点できるのに、千葉県の過去問では得点できないんですよね。

ふむふむ・・・。

まず、これらの共通点として導き出せること。

模試と過去問の相関性は一概に一律というわけではない!

ということです。

どういうことなんだといいますと、茨城県と千葉県の英語を例にあげて説明します。

茨城県の県立高校入試の英語では英語での記述問題の割合が少なくて、千葉県の県立高校入試の英語では英語での記述問題の割合が高い傾向にあります。

そのため、茨城県の方ではスペリングの正確性などがイマイチでも高得点をとれる可能性があり、千葉県の方ではその状態であると高得点が狙いにくいということがあげられます。

また、茨城県で実施をされる模試の多くは茨城県の県立高校入試を同様の問題が作られています。

よって、茨城県在住の中学生が茨城県で実施をされる模試で高得点がとれていても、千葉県で実施をされるS模擬ではそうはいかず、思うように得点が取れないという結果になってしまいます。

もちろん、千葉県の県立高校を検討されているのであれば、より参考になる指標は学校で実施をされる実力テストや新教研模試などではなく、S模擬などです。

つまり、今回の模試についての相談をまとめますと

山パパ
模試の合否判定を鵜呑みにするなー!

ということです。

母体も難易度も試験の傾向もわからずにとりあえず受けた模試の結果で、

喜ぶ人
良かったー!
嘆く人
良くなかったー…。

という感想に終始していては、どうしようもありません。

模試の見直しはもちろん重要ですが、模試自体に対する精度の高い認識が大切であると思います。

とはいっても模試に対する正確な理解を深めるというのがなかなか難しいのはわかります。

よって、私が参考にすべきであると考える参考指標を記載します。

まずは、茨城県立の高校入試。

この入試において最も参考にすべき指標は学校の実力テスト、新教研模試、茨統模試ではないかと考えます。

そして、それらでこれぐらいとれていればほぼ合格するだろうという点数は下記の通りです。

445 土浦一高

430 竹園高校

410 土浦第二

380 牛久栄進、水海道第一

350 藤代高校

ただ、茨城県立入試に寄せてきてはいませんが、育伸社の模試が「the 王道」といった感じで、実力を図るのにはとても良いのではないかとも思っています。

ちなみに、学校の実力テストは新教研か茨統のいずれかが提供をしています。

学校の実力テストと、新教研・茨統の模試の違いは受験者の母体ぐらいです。

学校の実力テストは学校内での相対順位が出ますので、在籍する学校のレベルによって相対順位や偏差値が大きく変動するということです。

ちなみに竹園東や吾妻は、茎崎や筑波東よりも同じ実力テストで100点ぐらい平均点が変わってきます。

だから、なかなか校内の相対順位だけで判断をするのが難しいです。

それに、実力テストも回によって平均点が変わってきますし。

よって、上記の指標は学校の実力テストでこれぐらいの得点をコンスタントにとっていれば大丈夫という指標です。

また、それより低いからといって合格できないというわけではありません。

特に倍率の低い学校では中央値の得点よりもかなり低くても合格できる場合があります。

ちなみに、ひと昔前の水海道第一高校は300点ぐらいでも合格できる年度もありました。

つまり何が言いたいかといいますと、合格者の中央値から下限までの開きが想像以上にある場合もあるということです。

続いて、今大人気の県立中学校については続きで。