選抜試験もクリアし、無事に医科コースに進学を果たせた後は、中学以上の勉強を強いられていました。
学校では、ほぼ7限まで授業があり、その後は強制で入会をされる紫峰館での勉強でした。
帰りは、毎日9時を過ぎており、さらにそこから学校や紫峰館の予習・復習をしていました。
この頃から、息子の第一志望は筑波大の医学群になっていたようで、目標も決まったためか、毎日弱音も吐かずに勉強へ大変な労力を割いていました。
親の目から見ても、『もう少し、遊んでもいいのでは…。』と思えるぐらい息子は勉強をしていました。
夏休みや冬休みも毎日紫峰館での授業があるため、自習の時間も含めて午前中から夜まで勉強をしていました。
時たま友達と遊ぶこともあったようですが、『時たま』でした。
息子に聞いたことがあります。
確かに、学校の定期テストの平均点は科目にもよりましたが50点ぐらいでしたので、学校の教育に十分についていけている子供は20%もいないのかな、とは思っていました。
学校の授業は中高一貫校のため、授業進度は速く、高3までには高校の学習内容を全て終えられるようなカリキュラムでした。
また、基本的な内容は学校ではあまり重点を置かずに、ある一定以上のレベルに重きを置きた学習レベルのようでした。
そのため、予習をしていかなければ、まず授業についていけないだろうなと思います。
紫峰館の学習内容は、学校の授業レベルをさらに高めた内容で、これまた予習が必須だと思われる学習内容でした。
もちろん、覚えていくために復習も欠かせません。
私の正直な意見になります。
『努力』はもちろん必要です。
しかし、『努力』だけでは足りないと思います。
学業には『才能』も必要だと思います。
時間が無限ならば、とにかく時間をかけていけば知識は身に着いていくと思います。
しかし、実際は時間が有限です。
時間が有限である以上、『才能』は必要です。
例えば100の物事を問うテストが1時間後にあったとします。
片方は1つ覚えるのに1分かかる人。
もう片方は1つ覚えるのに30秒かかる人。
前者は、どう頑張っても60の物事しか覚えられません。
うちの子供は江戸取中学の入試を合格平均点ぐらいで合格を果たしました。
そのレベルの息子が筑波大の医学群に合格するためには、中学の段階から友達とほとんど遊びもせずに勉強をする必要がありました。
ちなみに、東大に合格をした下の息子の方が勉強時間は少なかったと思います。
息子の能力では、それだけの労力を割く必要がありました。
ちなみに息子の大学受験科目は、英語、数学、物理、化学、世界史、国語でした。
当初は、生物を選択していたのですが、覚える量が多すぎて時間が足りないということで、物理に変更をしました。
これを読まれている方は、教育意識が高い方だと思われます。
おそらく、ご自身もそれなりの学歴をお持ちの方だと思います。
それなので、「もう半年時間があれば…。」「もう少し、才能があれば…。」という感想を持たれたことがおありだと思います。
『才能』はなかなか伸ばすことはできません。
しかし、『努力』は増やすことができます。
少しでも早い段階から、少しでも毎日の勉強量を多く。
もちろん、子供に努力をさせることは困難が伴います。
だから、私が塾ランキングでチョイスした塾は、
勉強をさせる塾(小中学生向け)
努力を後押しする塾(高校生向け)
を選考の重要な要素としています。
子供が勝手に勉強をしてくれればこれほど楽なことはありません。
しかし、現実は違います。
親が、子供の勉強への意識を向けさせなければなりません。
子供の教育がこれからの親御さんの一助足れば幸いです。