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つくばの私立中学と模試の相関性について

大変にご無沙汰しております。

山パパです。更新が大変に遅くなりまして申し訳ございません…。

度重なる諸事情があり、更新が長らくできずにおりました。

今後も更新頻度がゆっくりになるかもしれませんが、読者のみなさまにはその分、有益な情報提供に邁進させていただきます。

今回のテーマはつくば市の市立中学と模試の相関性であります。

こちらは読者の方から受けましたご相談をもとにしております。

そのご相談というのが、要約をしますと『6年生でありながら茗溪学園を模試でD判定でありながら合格の可能性はあるのか』というものです。

結論から申し上げますと、

山パパ
ある!

と考えております。

根拠は次のとおりとなります。

模試の判定は基本的に偏差値からどの模試提供会社も導き出しております。

そして、この『偏差値』というものが曲者です。

この偏差値はあくまでその模試での立ち位置を表しております。

ほとんどの模試は全ての学校に対応をできるように標準的な問題からかなり発展的なレベルの問題まで出題をされております。

そして、標準的な問題までできれば40点、少し発展的な問題までできれば60点、かなり発展的な問題までできれば80点のようなイメージです。

しかし、私立中学校は学校によって試験で問われる知識は非常にばらつきがあります。

しかも、つくば市の私立中学の入試問題は標準的な知識を問う学校がほとんどです。今回、ご相談をいただきました茗溪学園中学も標準的な知識を軸に、設問の仕方に工夫を凝らしてきているような入試となっております。

山パパ
それを画一的な模試で合否の判断をするのは非常に危険であると考えます。

実際に、ある模試の結果を目にする機会があったのですが、その模試に掲載されている情報欄に、この模試を過去に受験したことのある子供たちの合否を追跡調査した結果がのっていたのですが、茗溪学園中学を志望する子供において偏差値60だった子供の合否は半々ぐらいで、偏差値40だった子供の合否も半々ぐらいと全くこの模試の偏差値(試験での立ち位置)が参考にならない結果となっておりました。

また、その模試ではA判定をとるために必要な偏差値は57でしたので、各教科において平均点+15点ぐらいが偏差値の57の目安になってくるかと思います。しかし、その模試の内容を見ますと、その得点を取るためには明らかに茗溪学園中学の入試レベルを超えている学力レベルが求められておりました。また、D判定は平均点前後だったのですが、その模試の問題レベルを考慮すると茗溪学園中学の入試にて合格点レベルをとれる可能性はあると思われました。

つまり、十分にD判定でも合格の可能性はあるというのが私の考えです。

そうしますと、

何を参考にすればよいのだ!

という、意見が出てくるのは想像に難くありません。

私は、過去問をテスト形式で解いてみての結果が一番参考になるのではと考えております。

それで、合格点レベルに到達をしていれば、合格の可能性は高いと思われますし、逆に届いていなければ不合格の可能性が高いものと思われます。

しかし、この判定方法には問題点がひとつあります。

それは『入試範囲の学習が完了をしていること』です。

入試範囲の学習が完了をしていなければ、ある程度の正確性を持った合否判定は難しいかと考えます。

では、

4年生や5年生の段階で合格の確度を図るものはないのか!
山パパ
いや、あります。

それが、「全国統一小学生テスト」などの学校の習熟度合が図れ、かつその応用力も試してくれる試験であると考えます。

前述しておりますように、茗溪学園中学レベルの学校は、高度な知識を求めてきておりません。それよりも、標準的な知識がしっかりと備わっているか、かつその知識を応用させることができる能力が養われているか、という力を求めてきております。

これが高校受験では、多くの模試は実際の入試と非常に似通った問題構成となっております。一部の難関私立や国立高校は除きますが・・・。

つまり、模試の80点は本番の入試でも80点ぐらいの可能性が高く、十分に合否の判定を下せる試験になっております。ただ、中学生の場合は、学校で実力テストがあるのでそれで十分に現在の立ち位置を図れると思われますが…。

以上が、私の考える模試についての考察です。

ご参考にしていただければ幸いです。