つくば市の全学習塾を『辛口』の口コミで評価します!~エリア別にランキング~

難関中学受験に強い塾ランキング*山パパの口コミ付き*

前置き

まず、難関中学の基準を江戸川取手中学以上とします。

このクラスから、いろいろと中学受験特有のやっかいな知識が必要になってきます。

そもそも中学受験に強い塾とはなんなのか。例えば並木中等に一番合格者を輩出しているのは『茨進』です。

『茨進』は定員160名のところ、なんと85名の合格者を輩出しています。

 
山パパ
しかし~!

私はこう考えます。

一体何人の生徒が『茨進』で並木中等を目指していたのかと。

もし、1,000名が目指していたのならば、合格率はたったの8.5%です。

並木中等の受験者数は677人で、合格者は160名です。(2019年度)

だから合格率は24%です。

つまり大切なのは、一体何人がその学習塾でその学校を目指していて、

そして何人が合格をしたのかということだと思います。

しかし、ほとんどの学習塾は『何人が受験をしたのか』ということを公表していません。

だから、直接学習塾に中学受験コースの生徒人数を問い合わせしました!

 
山パパ

でも、けっこう教えてくれませんでした…。

教えてくれないところは、教えると『まずい』数字のなのだと思います。

 
山パパ
だって、誇れる実績なら公表した方が宣伝になるからです。

そのため、教室数や地域性、校舎全体の生徒人数などさまざまな観点から合格率を推測し、

さらに講師の質や使用テキストなどを考慮して、

『中学受験に強い学習塾』をご紹介していきます。

 

難関中学受験に大切なこと

大切なことは、間違いなく勉強量です。

 
山パパ
難関中学はとにかく覚える知識が多い!

これは週3、塾で勉強するぐらいでは絶対に覚えきれません。

『塾は理解する場』、『家が覚える場』と確実に分けなければ合格は不可能です。

しかし、何を覚えればいいのか?

もちろん塾で学んだことを覚えます。

しかし、小学生ぐらいですと、

『宿題』という形で明確に指示してあげない非効率な勉強をしてしまいます。

 
山パパ
だから『膨大な宿題』は絶対に必要不可欠です。

そして、もう一つ大切なのが『適切な指導者の存在』です。

中学受験の知識は独特なので、経験値のない学生講師では指導は無理だと思います。

私の子供は最初、某大手個別指導塾で中学受験を目指していました。

ある日、子供に使っているテキストを見せてもらったのですが、

 
山パパ
ナニコレ、カンタンスギデハ?流水算は?旅人算はどこ?

「息子よ。今度、先生に流水算を教えてくれないのですか?と聞いてみて。」と伝えたら、

「先生が、流水算はしなくて大丈夫だって。先生もよくわからないって笑ってたよー。」

 
山パパ
そいつ(先生)、過去問を見たことあるのか?

そして、すぐ辞めさせて別の塾に通わせました。

私の結論ですが、個別指導塾だけに通って合格を目指すことは止めた方がいいです。

某大手個別指導塾の室長をやっている人と趣味のフットサルで話をする機会がありました。

その人が言うには、個別指導塾は先生の頭数が必要なので、選んで採用していたら先生の数が足りないと言っていました。

そのため、中学レベルの採用試験が0点でも採用するとのことでした…

 
山パパ
…ナンノタメノ採用試験デスカ?

それを知っていたら絶対に個別指導塾なんかに通わせなかった!!!

第一位 早稲田アカデミーつくば校

合格率 4.5
カリキュラム 4.5
講師の質 4.5
難関中学合格実績 4.5
総合 4.5

やはり中学受験といったらここでしょう。(SAPIXや日能研はつくばにないので)

 
山パパ
ここは宿題の量が半端がないです。

ここのカリキュラムにしっかりついていければ、間違いなく合格はできると思います。

しかし、なかなかついていけないのが問題なのでしょうが…。

そして、肝心な使用教材は「早稲アカオリジナルテキスト」と「予習シリーズ」です。

「予習シリーズ」は難関中学対策定番の問題集です。

また、どちらも難易度は高いのが特徴です。

だから、都内の難関中や茨城県だと江戸川取手レベルを目指すのには最適です。

 
山パパ
ちなみに江戸川取手の合格者は定員260名に対して92名です。(2019年度)

逆に、並木中等や江戸川取手より下の私立中学を目指すには、難しすぎるテキストです。

だからなのか、並木中等の合格者は全く多くありません。(2019年度:合格者5名)

早稲アカは、江戸川取手や都内の難関中を目指す人にとっては、すばらしい学習塾だと思います。

第二位 TSSつくば予備校

合格率 3.5
カリキュラム 4.0
講師の質 4.0
難関中学合格実績 4.0
総合 4.0

ここのすごいところは、並木中等の合格率が61%だということです。

受験者18名に対して合格者11名(2019年度)

 
山パパ
しかし!!!

と、私は言いたい。

TSSつくば予備校は千現にあるのですが、ここに通われている生徒のほとんどは学園地区の子供たちです。

ほんとに、この学園地区は特殊です。

中学校の話になりますが、全国学力テストで他の地区の平均点が280点ぐらいなのに、このエリアだけ400点です。

 
山パパ
どれだけ優秀な子供たちがそろっているんだ…。

だからTSSがもし、他のエリアにあったら絶対にここまでの合格率は出せないと思います。

この地区の子供たちだけを集めているからこその数字だと思います。

国私立受験コースの使用教材は早稲アカと同じく「予習シリーズ」です。

難関中の合格者実績を見ると、江戸取以上は豊島岡女子中1名・桜陰中2名・渋谷幕張中3名などとなっていて、なかなかの実績を出していると思います。

 
山パパ
が!!

やっぱり学園地区の特殊性なのではないのかと思います。

TSSはつくば以外にも千葉と南千住にあるようです。

 
山パパ
…合格実績は普通ですね。

特段、TSSがすごいようには思えません。

それでも予習シリーズを教えることができる講師の学力・指導力は評価に値すると思いますし、渋幕などに合格者を輩出している実績は侮れません。

よって第二位にしました。

 

第三位 茨進(※いばしん個別指導除く)

合格率 3.0
カリキュラム 3.5
講師の質 3.5
難関中学合格実績 4.0
総合 3.5

ここは茨城県民ならば全員が知っているのではないのだろうかと思う学習塾です。

並木中等も160名の定員のところ85名の合格者を出しています。

それだけ聞くと「おぉ~、我が子もここにしよう!」と思ってしまいます。

 
山パパ
でも!!!

茨進に直接聞いたり、塾関係の友人に聞いたりした話からの推測になるんですが、

茨進全体で400名ぐらいの受験者を出していると思います。

そうすると合格率は21%なので、並木中等の合格率24%を下回っています。

ただ茨進はとても有名なので、

「なんとなく並木に行かせたいから、とりあえず有名な茨進に入れよう」

とそれほど本気でない親御さんの割合が大きいと思われます。

そうすると、親御さんがしなければならない家での学習管理も甘くなって成績も伸び悩むので、当然のことながら茨進の合格率も下がってきます。

それを加味すると、一概にも悪い合格率ではなのかなと思ったりしなくもないのですが、

宿題は早稲アカなどに比べると圧倒的に少ないので、やはり難関中進学を目指しているならばそれ相応の勉強をさせる学習塾を選ぶべきだと思います。

また、校舎によって力の入れ具合が違います。

中心部に近い校舎の中受コースには優秀な先生が集められたり、きめ細かいクラスのレベリングがされていましたが、中心から外れるとそうではなかったので注意が必要です。

地域別ランキングでは校舎ごとの口コミを書いていますので、ご参考にされてください。

第四位~第五位 該当なし

ピックアップ塾

思学舎(※パーソナル除く)

合格率 2.0
カリキュラム 1.0
講師の質 3.5
難関中学合格実績 2.0
総合 1.5

茨城県内で茨進に次ぐ規模の学習塾ですので、読者の皆様がご興味あるかと思いピックアップしました。

並木中等も、合格者52名で茨進に次ぐ合格者を輩出しています。

 
山パパ
カリキュラムが中途半端です。

使用テキストは、茨進が市進グループオリジナルの「必修シリーズ」なのに対し、思学舎の使用テキストは下記の通りです。

並木コース(6年生)の使用テキストは四谷大塚の「公立中高一貫校対策」、

私立コース(6年生)の使用テキストは四谷大塚の「予習シリーズ6年」です。

小5で(私立・並木志望共通コース)で予習シリーズ5年までを終わらせます。

まず、公立中高一貫校受験ならば予習シリーズは難しすぎます。

予習シリーズは、御三家クラスにも通用する問題集です。

それに対して、並木中等などの公立中高一貫校に必要な知識は教科書レベルです。

求められるのは教科書レベル知識の応用力であり、知識面ではありません。

 
山パパ

それにも関わらず、公立中高一貫校を目指すのに予習シリーズを使って学習する意味がわかりません。

これは私の推測ですが、公立中高一貫校を目指す子供と難関私立を目指す子供を一緒のクラスにした方が利益的な面で塾が潤うから、もしくは単に四谷大塚の契約上の問題だと思っています。

続いて難関私立を目指す場合ですが、予習シリーズを使っているにも関わらず難関中学の合格者が少なすぎます。

「予習シリーズ」は早稲アカも使っていますが、思学舎の江戸取合格者はたったの18名です。

そして江戸取レベル以上の中学に合格者は出せていないのが現状です。

だから、指導スタイルはかなり甘いのではないのかと思われます。

予習シリーズを子供たちにほとんど習得させられていないと考えるのが妥当です。

そのため、難関私立を目指すのでも、公立中高一貫校を目指すのも相応しくないと考えます。

名門会つくば駅前校

合格率 0.0
カリキュラム 4.5
講師の質 4.5
難関中学合格実績 0.0
総合 4.0

2019年9月10日につくば駅前に新規開校をした家庭教師センターです。

ここは御三家にも合格者を輩出する個別指導塾の雄である「TOMAS」を運営するリソーグループの一員です。

ここは学生ではなく、社会人プロ講師のみ派遣する家庭教師センターなのですが、校舎でもマンツーマンの個別指導を受けることができるようです。

 
山パパ
個別指導塾に批判的な私ですが、決して個別指導が悪いわけではありません。

むしろ、生徒一人一人に合わせた指導をしてくれるのだから、すばらしいことだと思います。

悪いのは、指導者のスキル不足あり、カリキュラムもない適当な授業です。

マンツーマンで指導するのに、指導者がダメダメでは全く意味がないと思います。

個々のカリキュラムがないなんてもってのほかだと思います。

その点、ここはスキルのある社会人プロ講師が適切なカリキュラムに沿って指導をしてくれるので、十分に中学受験に挑めると思います。

 
山パパ
ただ、料金はべらぼうに高いです。

普通の個別指導塾の講師時給は1,000円ぐらいです。

そこに学習塾側が経費や利益を150%ぐらい乗っけるので、授業料は1時間当たり2,500円ぐらいになります。

それが社会人プロ講師ともなると(それで生計を立てなければならないので)時給が3,000円ぐらいになります。

そこに経費やらなんやら乗っけて、授業料は1時間あたり7,000円ぐらいです。

だから週3回通って、1回90分授業を受けると料金は126,000円になります。

 
山パパ
非常に、ひじょーに高い…

ですが、本来専門家をマンツーマンで動かそうと思えばこれぐらいの料金が妥当なのだと思います。

竹園進学教室

合格率 2.5
カリキュラム 2.5
講師の質 3.5
難関中学合格実績 2.0
総合 2.5

もともと個人で始められた塾のようですが、今では送り迎えのバスを走らせるぐらいの規模になっている学習塾です。

ここは、私と同じ考えで『合格率』が大切だと考えています。

 
山パパ
「合格者数」ではないです。

10人受けて5人が合格するのと、1,000人受けて10人が合格するのでは間違いなく前者の方が優秀です。

2019年度こそ並木中等合格者を出していませんが、2018年合格者4名(合格率44%)、2017年度合格者2名(合格率33%)とTSSには勝てませんが、まあまあな高実績です。

また、茗溪学園は合格率が36%ぐらいなのですが、竹進は毎年90%ぐらいの合格率をたたきだしています。

 
山パパ
しかし、それより上のクラスの合格者は出していません。

私立中学対策コースを設けているにも関わらず、この実績が物語ることは、やはり生徒たちにそこまでの勉強を強いることができていないのではないのかと思います。

江戸取以上の中学に合格させようと思ったら、本当に『恐ろしいほど』の勉強量が必要です。

まず理解をさせることが難しい、さらにその知識を使いこなせるようにさせるためには、相当の指導スキルと勉強量が必要です。

 
山パパ
まぁ、それをやっているのが早稲アカや、日能研なんですけどね。

だから茗溪学園以下の私立中や、並木中等を目指すうえでは良いのではないのかという判断のもとPick Upしました!

スタディラウンジReQ

合格率(モニター生) 3.5
カリキュラム 4.0
講師の質 4.0
難関中学合格実績(モニター生) 2.0
総合 3.5

ここは2019年7月に新規開校をした学習塾です。

スタディランジリキュウと読みます。

まだ1店舗目ということで、実績もないです。(モニター生の実績はあるようです)

でもここをピックアップしたのはコンセプトがとてもすばらしいと思ったからです。

ここは『塾の勉強だけで完結させること』をコンセプトにしています。

 
山パパ
「なるほど~」と思いました。

私はさんざん宿題の重要さを訴えてきました。

しかし、家でやる宿題は親御さんがそばにいてあげる必要があるし、それができないのであれば、子供はできない部分がたまったり、さぼったりしてしまいます。

 
山パパ
ReQは理解もさせるし、覚えるところまで塾で指導をしてくれるのです。

そのために、最大週5日通えて、指導時間が最大2時間50分/回とかなりの指導時間をになっています。

『最大』というのは、子供自身で通う日数や時間を調整できるからです。

 
山パパ
この点も良くできたシステムだなと思ったのですが、子供自身で決めることによって勉強への意識を高めさせることが目的だとのことです。

料金も30,000円ぐらいで、先生は名門会と同じで全員が社会人プロ講師とのことでした。

教室長さんと話をさせてもらいましたが、以前は大手進学塾で受験指導に当たられていたようで、江戸取中や並木中などの受験指導も知識が確かなものでした。

個別指導において重要なカリキュラムのサンプルも見せてもらいましたが、しっかり練り上げられて作られているなという印象です。

 
山パパ
「おぉ~」と感嘆のため息です。

ちなみに、低料金を可能にしているのがICT教材と教室長も授業をフルに行うシステムだということです。

このシステムにより少数精鋭の個別指導ができるため、人件費の節約ができてるようです。

 
山パパ
まぁ、サービス業は人件費が一番大きいですからね…。

このICT教材も世界的な賞を受けているものだとのことで、信頼ができるようです。

ただ、教材のレベル的に御三家や早慶クラスは対応ができないとのことでした。

でも、並木中等や茗溪学園中学レベルまでは対応できるとのことで、実際に並木中等を目指すモニター生1名を1年間指導して見事合格だったようです。

だから、並木中等や江戸川取手中学クラスまでの受験なら良いのではないかと思います。

チェーン店でもなく、まだ認知もされていないようなので今後に注目!

あとがき

難関中学受験を目指しているならば、自宅学習は塾でやる勉強以上の時間をやらなければいけません。

そうでないと、絶対に覚えきれません。

そのためには、親御さんが子供と一緒になって勉強をする必要があると思います。

なぜなら、学習内容が難しいため一度塾で学んだことでもできないことが多く、そういうときに助けてあげる存在が必要だからです。

また、誰かが見てないとさぼる可能性があるからです。

 
山パパ
それができないのであれば、個別指導塾や家庭教師に集団塾で学んだことのサポートをしてもらうべきだと思います。

しかし、個別指導塾のほとんどは(特に大手)、大した知識やスキルのない時給1,000円ぐらいで雇われている講師たちです。

そんなところに通っては、適当な指導をされて無駄なお金だけとられて終わりです。

だから、プロ家庭教師やTOMAS(つくばにはないですが…)レベルに通ってちゃんとしたサポートを受けた方が良いです。

料金は高いですが、無駄金にはならないと思います。

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