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息子がいかにして東大理Ⅰに合格できたか。その③

土一入学後の話となります。

初めに、土一と江戸取を比べての話となります

まず、学習速度が土一は江戸取と比べて速くなります。

江戸取が中3から高2の終わりの3年間かけて高校の学習を進めるところを、土一は高1から高2の終わりまでの約2年間で完了をさせます。

また、取り扱う題材の上限の難易度は同じぐらいだと思います。

それにも関わらず、学習期間がこれだけ違うということはどういうことかというと、基本的な説明はすっ飛ばしていくということです。

山パパ
つまり、自宅での予習が大前提の学習となります。

もちろん、江戸取では予習が不要かというとそういうわけではありません。

高い難易度まで学習をするということは、それだけ説明をするのに時間を要します。

必然的に、基本的な事柄の説明時間は短くなります。

ですから、江戸取の授業も基本的な説明はあまりせずに発展的な学習へすぐに進んでいきます。そのため、生徒にとってはだいぶ速く進んでいるように感じられると思います。

しかし、土一はそれに輪をかけて速くなります。

そのため、授業についていけずに落ちこぼれてしまう生徒も多くいるようです。

そういう生徒はなんとか食らいついていくために、個別指導塾などに通うようなのですが、焼け石に水だというのが現実だと思われます。

基本から標準レベルまでの内容を教科書などを見て独力で理解できないようであれば、まず発展的な問題を理解できないでしょうし、それに人に説明をされるということは想像以上に時間を要します。

山パパ
ですから、土一に行って授業についていけないから個別指導塾に行ってサポートをしてもらっても、挽回することは大変に難しいようです。

これが、偏差値50クラスの高校とであれば授業速度もほどほどなので、つまずいた初期の段階で処置を施せば挽回もできるのでしょうが、土一は一度つまずいてしまったら周りの速度があまりにも速いため、追い付くことは非常に困難を要します。

そんな土一ですが、それだけの授業についていっても東大や医学部の現役合格は難しいようです。

学校授業に余裕でついていけて、なおかつ『+α』の学習ができるぐらいであると話は違うようですが…。

山パパ
そんな土一に入学をした下の息子ですが、幸いにも入学時のテストで上位5%以内いました。

私の想像以上に出来が良い息子のようでした。

息子は数学が好きなようで、中3の頃から通わせていた塾で高校レベルの数学も少し取り扱っていたようなのですが、高校入試が終わったその週から本格的に高1の数学の勉強を独学で始め、基本的な事柄はゴールデンウイークぐらいまでに終わらせてしまったようでした。

山パパ
…。
山パパ
本当に私の息子か…?

と思ったほどでした。

それからは、学校から出される膨大な課題をこなしつつ高2の数学をやっているみたいでした。

『みたいでした』というのは息子がそう言っているのであって、勉強の様子を監督していたわけではないからです。

息子に、

山パパ
「家庭教師でもつけようか?」

というと、

息子
「今のところは大丈夫。必要だと思ったらいうから」

と…。

私は、

山パパ
「そ、そうか…」

としか返せませんでした。

日曜日とか、英語の小説を辞書片手に読んでいました。

山パパ
…。
山パパ
ほんとに、私の息子か…?

と何度も感じることがありました…。

学校の成績も模試の成績も文句ない出来で、結局そのまま予備校にも塾にも行かず、受験をして東大に合格を決めてしまいました。

山パパ
…。

あまり、参考にならない話で申し訳なく思います。

私が、この話を聞きましたら、

『息子自慢か!』

と悪態をつくと思います。

しかし、これが土一から現役で東大に受かった息子の正確なありようです。

これを書いていて思ったのが、

私がもし中学生で、ほどほどの成績ぐらいで土一に入るぐらいならば、竹園高校で上位をキープして筑波大あたりを目指そうということでした。

これにて、息子たちの話は終わりとなります。

今後は、つくば市内の学習塾の評価をより正確なものにしつつ、読者の皆様に役立ちそうなコラムを綴ってまいります。